こんにちは。
根本税理士事務所インターン生です。
意味がないならめんどくさいので行きたくないです。
大学の後輩や、アルバイト先の後輩からこんな質問をされるので
私なりの意見を書いていきます。
結論から言うと
98％くらいの割合でインターンは意味がありません。
選考が有利になる可能性や、稀に有意義なインターンがありますが
ほとんどの確率で無駄な時間とお金を使うだけの不毛なインターンが多いように感じます。
98％のインターンが無駄だと思うのか、その理由を３つ紹介していきます。
ほとんどのインターンが無駄である理由３つ【RJPが超重要】
RJP理論の活用ができていない
実際にインターンシップに参加した経験と、
就職活動を経験したわたしの感覚だと、
企業側は自社の良いところしか話そうとしません。
ですから、まともに話を聞いていくだけだと
説明を受けた会社すべてが素晴らしい会社という感覚に陥ります。
そして素晴らしい会社というイメージを持ったまま入社し、
思っていたのと違ったという理由で新卒の３人に１人が３年以内に退職してしまいます。
そういった両者にとってデメリットな早期退職を防ぐためにも、
RJP理論の活用が大切です！
RJP理論とは
RJPを直訳すると「現実的な仕事情報の事前開示」となります。
1970年代にアメリカの産業心理学者であるジョン・ワナウス氏によって、
提唱された理論で、「あらゆる情報を求職者に歪めることなく伝えていく採用のあり方」が
説かれています。
もっと簡単に言うと、
会社のいい部分だけでなく悪い部分も求職者に開示する
ことが必要だと唱えた理論です。
ＲＪＰ理論で得られる効果とは
ワクチン効果
入社前と入社後のギャップを可能な限り小さくする効果です。
事前にネガティブな情報も伝えておくことで、
思っていたことと違ったという事態を避けることができます。
スクリーニング効果
ポジティブな情報・ネガティブな情報なども含めて、
大量の情報を得たうえで自分に適した企業かが判断できます。
採用側も求職側にとってもミスマッチを防ぐことができます。
コミットメント効果
ネガティブな情報も開示することで、
企業の成実さが伝わるだけでなく、
企業への愛着進や帰属意識を高める効果があります。
役割明確化効果
企業側が求職者にどのようなポジションを担ってほしいかを
明確に提示することで入社後のイメージが湧き、
仕事に対する意欲の向上する効果があります。
インターンという名の会社見学会である
ほとんどの企業が実施するインターンは会社見学と変わりないです。
施設案内に始まり、人事担当者と話をしながら
人事担当者に部署の質問を投げかけます。
業務内容や部署の規模感などは人事担当者でも答えられますが、
その業務の経験がないと具体的な回答はできません。
ですから質問タイムが設けられていても現場の声が届くか．．．ということです。
厳しくいってしまえば、
入社後に仕事をする上司と話をせずに、
採用担当の方と話をするインターンでは、
会社のことを知るチャンスがないということです。
めんどくさいと考える時点で、その企業は興味がないということ
そもそも応募時点でインターンの参加を迷っているのならば、
インターンどころか説明会に参加することもお勧めしません。
自分が就職する企業について知ることができるチャンスがあるのに、
その情報を聞きに行くのが面倒だと感じてしまうのであれば、
あなたはそれほどその企業に興味がないということです。
興味のない企業のインターンに参加したところで、
得られる情報は少なく、
インターン＝つまらない、意味がない
と勘違いしてしまう可能性があります。
ですからあまり乗り気でない場合は、参加しないという選択も大切です。
まとめ
インターンの98％は無駄だと言いましたが、
参加者の意識で有意義なインターンに変えることも可能です。
例えばインターンが終わってから人事の方に直接
～部の方とお話しする機会を頂けませんでしょうかとお願いしたり、
終わってからメールで次回面談の時間を頂けませんかと
別枠で時間をもらえるよう交渉すると良いでしょう！
インターンの参加に迷ったらをRJP理論を思い出して、
就職活動に有益なインターンにできるよう心掛けてみてください。