今回の前編では、インターン生が普段している日常業務とこれまでの実績をいくつか紹介していきたいと思います。
インターン生の日常業務
ところでみなさん税理士がどのような仕事をしているか知っていますか?
税理士は、税金の税の字がついているとおり、税金に関する業務を主におこなっています。
納税者のために、所得税などの申告の代理やそれに関する書類を作成し、税金に関する相談にのり、はたまた企業から依頼を受けて所得税、住民税、法人税などの計算をおこない、相続税の申告をしています。
インターン生は、日常業務でそのお手伝い(各種税金の計算、経営相談、事務所の広報等)をしています。
各種税金の計算
税金の計算は税理士事務所だからこそできる業務です。
ニュースや新聞でよく耳にする消費税だけではなく、所得税や相続税、法人税、また日常生活ではあまり聞かない復興所得特別税など様々な税金の計算を行っています。
会計入力
インターン生は最終的に税金の申告を行うために、法人や個人事業主の方々の日々の取引を記録する会計入力をお手伝いします。
会計入力は最終的な税申告以外にも、
①毎月の損益を把握する
②財政状況の情報を得る
③年間の決算を組む
ために必要な業務です。
また会計入力は今後の方針を決めるための基準にもなってきます。
今期の売上が前期より増加したから、次期は経費を増やしたり、
反対に売上が減少したら、次期は経費を減らそうとするなど参考にすることができます。
確定申告(所得税)
確定申告(所得税)とは、所得にかかる税金(所得税及び復興特別所得税)の額を計算し、税金を払うための手続きのことを言います。
計算期間は1月1日から12月31日で、提出期限は原則として翌年の2月16日から3月15日まで(土日の場合は翌月曜日)、平成31年は2月18日から3月15日までとなっていました。
この期間内に税務署に申告・納税をします。
確定申告することによって、「納めすぎた税金が還付金として手元に戻ってくる」場合(還付申告)もあります。
インターン生もお客様のために、この確定申告のお手伝いします。確定申告の時期が一年の中で一番忙しいですが、税務に関する知識が一番身につく期間でもあります。
知ってる!?
確定申告が必要な人はどんな人!?
■一般的に確定申告が必要な人 | ■給与所得者でも確定申告が必要な人 |
〇自営業(フリーランス) | 〇給与所得が2,000万円を超える場合 →年末調整不可の人 |
〇一定額の公的年金を受け取っている場合 | 〇給与以外に20万円を超える収入がある場合 |
〇不動産収入がある場合 | 〇二カ所以上から給与の支払いを受けている人 |
事務所の広報
税金計算以外の業務にも、インターン生は当事務所の広報であったり、税務に関する情報を発信しています。
広報媒体は、ブログ(アメーバやはてなblog等)やSNSアカウント(TwitterやInstagram等)などを幅広く活用しています。
税務関係の情報を発信するには、税務に関しての知識を集めるだけでなく理解をする必要があるため、ブログを書くことでしっかりとした知識を身に付けることができます。
ブログ以外にもパンフレットや郵便局に置いてある封筒などに掲載されている広告など、色々な媒体を使用し広報活動を行ってきました。
実は、、、
インターン生だけでHPを作成!?
皆さんがいま見ている当事務所のHPとインターンシップ専用のHPはインターン生自身が作り、運営を行っています!!!
時代に合わせたメディアを使って情報を発信するために、これまでのHPを一新し綺麗にしました。
HPを作り、運営するにはワードプレスやプログラミングに精通する必要があり、最初は苦労しましたが満足のいくHPを作成することができました。
皆さんがインターン生として当事務所に入ったら、実際にHPを運営してもらうのでプログラミング等の知識も身に付けてもらいます!!
経営相談
インターン生の多くが経験できて一番喜んでいる業務は、実際に経営者と話すことができる経営相談です。
当事務所には様々な業界で活躍しているお客さんがいるので、多種多様な業界(飲食業、美容業、製造業、建築業、旅行業など)に触れることが出来ます。
経営者と言ってもひとくくりできるわけもなく、親から承継して経営を行う人、自分で起業して経営をしている人など色々な経営者が存在します。
皆さんが常日頃から、経営や経済に関連する授業やニュースを聞いていたとしても、それは知識として持っているだけで経験があるわけではありません。
経営者が悩んでいることを実際に聞き、それをどうやったら解決できるのかを考えることで、持っている知識を有効に活用でき経験値として蓄えることができます。
私自身も経営者との話し合いに同行させてもらい、経営者が持っている生の悩みを目の当たりにすることができました。
悩みを聞くまでは、授業やニュースをただ世間から遅れないようにするために聞いていました。
しかし悩みを聞くことで、経営者の方々が直面している問題を解決するにはどうすればいいのかを考えるようになり、普段から集めている知識をそのままにするのではなく、知識を実践に落とし込むことができるようになりました。
ワンポイントアドバイス
同じ知識を持っていても、その知識を「活かせる人」、「活かせない人」がいます。
その分かれ目は、知識の先にある何かをするための「目的」があるかないかで変わってくると、インターンを通じて学ぶことが出来ました。
私自身、大学の授業を聞いていてもこの勉強は何のためにするの、本を読んでも客観的に感想を抱くだけで、インターンをする前の大学生活は過ぎていっていました。
しかし、インターンをしてからはお客様が悩んでいる事、社会で不満となっている物を解決するためにという「明確な目的」ができたことで、自分の持っている様々な能力が格段に上がりました。
誰かのために会社を経営し、世の中の問題を解決しようとしている経営者の方々と話すことができる実践の場を持つことで、皆さんの物事に対しての見方は変わり、目的のために行動することができるようになります。
皆さんも当事務所でインターンをして実践経験するための幕を上げてみませんか?
実績① -約700万円の赤字を解消-
実際に企業のサポートをした事例の一つをを紹介します。お客さまであるフレンチレストランをサポートした事例です。
ここのレストランの経営者の方は、経営状態をより良い方向に持っていくために何をすればいいのか分からなく悩んでいました。
経営者自身も何かをしなければ現状は変わらないし、このままではいけないことは分かっているものの、何をするべきか分からず困っていたのです。
そこで、インターン生が根本税理士と経営者から聞き取りをし、たくさんの企画提案を行いました。
こんなことやってみてはいかがですかと学生目線から、色々な企画を提案する内に、ある日から経営者の気持ちに変化が出てきました。
経営者自身が提案された企画をやってみようと思い、それを行動に移し様々なイベントを開催するようになりました。経営者の方がイベントを行う傍ら、インターン生もフレンチレストランの広報をすることでレストランの認知度UPに取り組みました。
根本税理士事務所だからこそできる数字を基にしたアイデア、今の学生目線から伝えることができるアイデア、人のため、世間のために行動をしている経営者の方々から出るアイデア
三者間から出る三つのアイデアを掛け合わせることで、前年度の赤字700万円を解消することができました。
学生一人では何もできなかったかもしれませんが、普通では関わることのない三者が集まったことで経営者を変えることができたのです。
実績② -銀行から約5億円の融資-
お客様へのサポート事例二つ目を紹介します。あるお客様が新しく始める賃貸業にあたって遊休不動産の有効利用をインターン生が提案しました。
遊休不動産の有効利用により、安定した収入の確保、私的年金代わり、相続税・節税効果対策などといったことが見込めますが、沢山の資金が不可欠です。
その多額の資金を銀行から調達するために、インターン生が事業計画書に取り組み、銀行から融資を実際に受け取ることができました。
その額はなんと、、、
事業計画書を作ったから、絶対に融資をしてもらえるわけではなく、新しい賃貸業を始めた後の「返済可能性」、「実現可能性」などを銀行側に提示する必要があります。
お客様からヒアリングをし、銀行側を説得できるように事業計画書を作成したことで多額の資金を借りることができました。
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