皆さん、遺言書とは、ただ書けばいいだけではないことを知っていますか?
遺言書の中に、Aさんには1000万、Bさんには株を全部渡す等と書かれていたとしても
遺言書の効力を失い、ただの紙切れになっているなんてことが多くあります。
そうならないためにも、一緒に遺言書の書き方について考えてみませんか?
Q1 遺言書ってなんで必要なの?
遺言書は相続で「争い」しないための手段
被相続人が自分の死後、財産をどうするか等について意思を記したものを遺言書といいます。
多くの相続争いは、「どのような遺産があるのか」がわからないことによって発生します。
遺産の内容が不明なので、「父が遺産を隠しているかもしれない」「他にも隠されている財産があるはず」
また、Aさんは1000万もらっているのに、私はなんで500万なの!!もっとちょうだい!!といったもめごとが多くあり、
家族関係が壊れていってしまうことが相続にはたくさんあります。
こういった相続トラブルを防ぐために遺言書とは重要なポイントになります。
Q2 無効な遺言書ってなんだろう?
せっかく書いたのに、ただの紙切れに!!遺言書にはこんなパターンがいくつもあります。
実際、どういったものが無効になると思いますか?
遺言書は気を付けないといけないポイントがいくつもあるので
遺言書を書くときは、注意して書いてみてください。
日付がないパターン
遺言書を書く上で、多くの人が日付を書き忘れてしまう人がいます。
遺言書には、いつそれが書かれたのかが重要になってきます。日付がないと、
この遺言書日付が書かれてないけど、本当に〇〇さんが書いたの?
誰かが、なりすましてるだけじゃない?と疑われることになってしまいます。
日付が書かれてなければ無効とは、民法にも、記載されているため、
見直しするときは必ず確認してみてください!!
遺言書の修正
皆さん、履歴書や書類訂正時に2重線をひいて書き直した経験はありませんか?
遺言書は、書き間違える方がいらっしゃると思いますが、単に2重線を引いて書き直すだけだと、遺言書の効力は消えてしまうため
注意してください!!
遺言書の修正には、
自筆証書中の加除その他の変更は、遺言者が、その場所を指示し、これを変更した旨を付記して特に、これを署名し、かつ、その変更の場所に印を推さなければ、その効力を
といったような法が定められており、「根本 太郎」 を「根元 太郎」と書いてしまい根本に修正したいときは、訂正箇所を2重線で抹消して訂正、
訂正の場所を指示し訂正した旨を付記、付記部分に署名、訂正の場所に押印をしなければ、遺言書として効力がなくなってしまいます。
履歴書や書類では間違ったところの上に印鑑をおしますよね。
遺言書では、それだけでは効力がなくなってしまいます。修正おいては、このような細かいところまで気にしなければならないため
遺言書を書いている最中に間違えてしまった場合は、1から書き直すことをおすすめします!!
パソコンで作成した遺言書
Q.皆さんパソコンで遺言書を書くことが認められていると思いますか。
A.パソコンで作成した遺言書は遺言書として認められません。
必ず、遺言書を自分で書く場合は、必ず自筆で書いてください!!
最後に
遺言書について気を付けなければならないことがたくさんあるんだ!!
このブログをみて、そう感じていただければ嬉しい限りです。
相続とは、簡単に言うと、配偶者や子などの親族が財産を引き継ぐことですよね。
しかし遺言書1つとっても多くの法があり、1つ間違えれば家族関係の崩壊や、多額の税金の支払いにつながってしまいます。
相続とは、親から貰える最後の贈り物です。
だからこそ、笑顔でうけとってほしい。
相続に対して、不安を抱えている方、相続について知りたいと思っている方は、たくさんいると思います。
ぜひ一度、一緒に今からできる相続対策を考えてみませんか。